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医療制度改革関連法案が5月18日衆院を通過し,成立の見通しとなりました。
このことにより高齢者の方々の医療費の負担は次のようになると思われます。

2006.8.1より
70歳以上の1割負担と2割負担の所得の境目が引き下げられます。(税制改革)
   夫婦世帯:621万円以上 → 520万円以上
   単身者  :484万円以上 → 380万円以上
ぎりぎりで1割負担だった人は2割負担になります。


2006.10.1より
70歳以上の2割負担の人が3割負担になります。
入院時の食住費が70歳以上全額自己負担になります。
全世帯対象で高額療養費の自己負担限度額が引き上げられます。
   現行約8万5千円 → 約9万2千円(70歳未満の一般的所得)
出産育児一時金の給付が30万円から35万円に増額されます。


2008.4.1より
70〜74歳の1割負担だった人が2割負担になります。
75歳以上が加入の新たな独立保険が創設され、全員が保険料を払うことになります。
3歳未満の乳幼児の窓口負担(2割)が、小学校入学時までに拡大されます。


以上のことから
70〜74歳の方の医療費負担は、2割または3割になります。
75歳以上の方の医療費負担は1割または3割になります。